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ありのままの自分に還る6日間——アズワンクエスト 2026年5月 開催レポート

  • 4 日前
  • 読了時間: 6分

よく笑い、よく泣き、語り合った。 「正解」はない。生きた対話の場で、心が開き、本当の自分に出会っていく。


2026年5月1日から6日まで、第一回のアズワンクエストを開催しました。

探究会で提示されるのはシンプルな問いのみ。「腹が立つとは?」「思い込み・キメつけとは?」「本当の自分とは?」「幸福とは?」——そこから先は、参加者一人ひとりの心の動きと、場に生まれる対話がすべてをつくっていきました。


経営セミナーや自己啓発セミナーに多数参加したことのあるMさんは、こう話してくれました。

「特別な知識をインプットするのではなく、自分たちの中にあるものだけで、ここまで深い安心感とつながりに辿り着ける」

——今回のクエストは、そのことを参加者みんなで体感していく旅になりました。


スタッフも参加者も、誰も「こうなるべき」という結論を持ち込まない。どこに行きつくかわからない、コントロールされない超ライブな場 Iさん(スタッフ参加)の言葉を借りれば、「みんなでアズワンクエスト号に乗って、探究という名の冒険の旅に出た」——そんな6日間でした。





■「自分劇場」に気づく瞬間

クエストの中で繰り返し起きたのは、「実際」と「自分の認識」はまったく違うという体験でした。

ある人は誰かの表情を「怒っている」と思い込んでいたことが勘違いだったと知り、別の人は短いメッセージを「悪意」として受け取っていた自分に驚きました。

Sさんは、先輩から届いたLINEに「大切なものをひどく傷つけられた」と感じていました。ところが「実際に起きたこと」と「自分が捉えたこと」を書き分けた瞬間——先輩はただ飲み会の話を送ってきただけかもしれないと気づきました。


「一瞬にして大ショックが笑い話になった。いかに自分の意識が勝手にストーリーを作っているのか、そしてそれにこんなにも傷ついていたのかということが体感できた。この感覚を一度体感できたから、今後が大きく変わりそう。」

— Sさん


Mさんはこれを「自分独り劇場」と名づけました。

「間違いない」と思っていることでさえ、自分がそうあってほしいように情報を集め、肉づけし、確信に仕立て上げていく。気づいたとき「複雑にしなくていい、すごくシンプル」という実感が湧いてきたそうです。




■「どうしたらいい?」ではなく「どうしたい?」

クエストを通して繰り返し現れたキーワードがあります。「どうしたらいい?」の前に、「どうしたい?」——。 "正しくあろう"、"役に立とう"、"期待に応えよう"。そんな外側の声に合わせて、自分の本心がどこかに置き去りになっていたことに気づく人が多くいました。

Iさん(スタッフ参加)は振り返ります。「いつも私のままでいられた6日間でした」と。 Aさんは帰宅後、こう書き送ってきました。


「人は自分の心の声を無視し続けると、魂が死んじゃうんだなって。何も感じなくなるんだなと。そう心から実感して、もう自分に嘘はつけないなと思いました。」

— Aさん(帰宅後のメッセージより)


18歳で参加したRさんは、こう書き残しています。


「2日目までは、まだ本当に感じていたこと、根っこの声、に気付けていなかった。そこが満たされずにモヤモヤイライラしていた。今改めて考えてみたけど、かなりシンプルな気がする。聴いてもらいたかっただけ、とか、本当の私の声を押さえてただけなんだと思う。」

— Rさん


そしてRさんは探究が深まるにつれ、こんな気づきへと辿り着きました。


「考えることが好きで楽しいと感じているのかと思ってたけど、『自分の声が聴けること』に、私は楽しいと感じていたみたい。自分の中に全部あることに、知っていたはずだけど、さらに深く気付いていく——その感覚がとてもおもしろい。」

— Rさん


本心につながると、人は自然に緩み、その人らしさがふわっと現れてきます。「元の自分に戻った感じ」——Rさんは嬉しそうに話してくれました。




■「そのままでよい」は、言葉でなく体験として

今回のクエストで印象的だったのは、「そのままでよい」という言葉が、理念として教えられるのではなく、場の中で現象として何度も起きたことでした。

Sさんはレポートの冒頭に、こんなふうに表現しています。


「すばらしいことを書きたいのに書けない自分、5日間もやったのに何も覚えていないぞというあせり——。でも今の確かな感覚としてあるのは、そんな自分であってもいい、覚えていなければ覚えていないと素直に表現すればよい、それをそのまま受け入れて笑ってくれる人がきっといる、という感覚である。」

— Sさん


Aさんは4日目、「自分の考えと自分自身をくっつけていた」ことに気づき、「めちゃめちゃ楽になった」と言います。5日目にはこんな感想を。


「不完全で矛盾しまくっているのが人間、それが自然で美しく愛しい。それを心から思え、実感できたのが嬉しかった。」

— Aさん




■場の力——人は人の中で生かされている

今回、特に印象的だったのは、"人の場"が人を変えていく力でした。

誰かが本音を語ると、その言葉が場に波紋のように広がり、別の誰かの心が開き、その涙がまた別の誰かの気づきにつながっていく。

スタッフが場をつくるのではなく、一人ひとりのありのままが重なって、場が自ずと生まれていく——そういう6日間でした。


Iさん(スタッフ参加)は、自分の聴き方の変化に驚いていました。


「一人ひとりの想いとエネルギーが交じりあって、物事が流れていく。人は人の中で生かされているんだと感じました。」

— Iさん(帰宅後のメッセージより)


家族だ、一つだ、と言葉で言わなくても、自然とそう感じられる時間でした。


ファシリテーターを務めたOさんも、「導こう」とするより、"今ここ"で起きていることを参加者と共に探究していくことの大切さを、改めて実感したそうです。

場に何が起きても揺らがずに、「どうなってもよし」と構えていられること——そのことが、かえって場を深くしていくのだと感じたと言います。


本当の自分は、もっとシンプルだった

6日間を通して、Mさんの中にひとつの実感が育っていきました。


「本当の自分は、もっと、もっと、もっともっとムチャクチャシンプルなのかも。傷がいつの間にか治るように、風邪を引くと熱が出るように、疲れたら眠くなるように——自然と、シンプルに心に現れるもの。何となくの、肚からフワフワこみ上げてくる幸せかな。」

— Mさん


頭で理解するのではなく、体でわかる。言葉で教わるのではなく、場の中で感じ取る。


懐かしい未来へ

6日間を終えて、参加者の気づきは日常の中でも続いています。「これは脳内劇場だ!」と気づく自分に嬉しくなったり、「必要なときに必要なものが現れる、全部私の中にある、という安心感が増していく」と伝えてくる人がいたり。


Aさんはこんな言葉を残しました。


「アズワンクエスト中、先住民、先住民と言っていたが、最後は、今ここに正に先住民の世界があるなと思った。おおらかに笑いあって許しあう、誰もが自分らしくありのままで愛される——懐かしい未来。」

— Aさん


「”アズワンクエストの生きた対話“は人類の宝だよ!」——スタッフの一人がつぶやいていました。

次回アズワンクエストは、9/18(金)〜 23(水)で開催予定です。 詳しくはHPで。



 
 
 

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